当院について

基本理念

 
① 三沢市の地域医療を第一に
三沢市市民の皆様の医療・健康・福祉に貢献することを事業の根本としていつの時代も医学の正義を心がけ、行動いたします。

② 患者様の充実した医療体制を第一に
病院施設だけでなく様々な環境の患者様、一人一人に上質で最適な医療を提供し、友愛の心を持って患者様の日々の御加療に対応させて頂くことを誓います。

③ 医療従事者の心づもりと教育を第一に
創立者の開業の精神を忘れるべからず、地域医療の更なる発展を目標に医療技術の進歩を真摯に学び、患者様の生活向上に寄与するべく、奉仕の心を持って医療活動をいたします。
 

病院概要

 

建物 RC造 4階建て 総面積 3,380.24㎡
沿革 詳しくはこちらを御覧ください
創立者 創立者 初代院長 小鹿整四郎

 

当院は70年前の1946年(昭和21年)2月に創立者 初代院長 小鹿整四郎により下田村古間木山に診療所として開院しました。当時は戦後の混乱期で医療不足、食糧難、物資不足の中、医療器具を探し求めての開業でありました。

整四朗は東京医科大学第一外科出身の胸部外科医でありましたが、三沢市創成期の当時の地域性、要望により産婦人科、整形外科、皮膚科等の己の専門外域も岩手医科大学、他施設に研修に足を運び地域住民の期待に応えられるように修得し診療にあたり、鉄道医、連合軍常康員三沢診療所医務、学校医、警察医の各職を嘱託、当時は保健所もない状況であった為公衆衛生、性病等の検診にも努めました。

1950年(昭和25年)4月に当地に現在の基盤となる財団法人仁和会 小鹿病院を開設いたしました。当時は肺結核患者全盛時で東京医科大学第一外科より応援して頂き肺切除術、胸郭成形術等の手術を連日行い、また弘前大学、岩手医科大学よりの御指導援助を頂き病院としての機能を確立していきました。

一方で、四川目、六ケ所村倉内に分院を設け辺地無料診療、現在の成人病の考え方である浜通り地区の高血圧と食塩摂取量についての研究調査、結核治療についての学会発表、動物舎を作り弘前大学との共同研究なども行い、地域医療の向上を目的として日々の診療にあたりました。

医療以外では三沢市ロータリークラブ、日本国際連合協会三沢支部、三沢記述同好会、十和田国際カントリークラブ、三沢ゴルフ友交会等の設立にも奔走して地域住民の皆様と交流をさせて頂きました。

昭和39年に地域医療の医療基盤作成の為、小鹿病院附属准看護学校設立に精力を注ぎましたが、翌年第一期生の卒業を送ることができず、急性膵臓壊死に急逝いたしました。

しかしながら、生前の意思により当時岩手医科大学の今泉教授の下に日米協力で設立されたアイバンク(献眼)に三沢米軍基地の第六九八九保安中隊の全面協力、オペレーション・アイサイト(開眼作戦)の三沢献眼登録第一号として2名の患者の眼の光として、青森県と岩手県、三沢市と米軍基地の繋がりとして最後まで医療の人として生き、三沢市の皆様に支えられた医師でした。

 
 

三沢中央病院(旧小鹿病院)小鹿 雅博・小鹿 雅和

 
 

ご挨拶

 

当病院は創設者の医学の志を受け継ぎ、整四郎亡き後は小鹿ふみ会長が経営基盤の磐石化のため、施設の充実(防衛省の御協力による病院防音工事事業)また医療従事者の確保のため各大学施設、病院施設に出向き人材獲得に日々奔走致しました。

前理事長 小鹿雅麗は先代と同じく東京医科大学で医学の基礎を学び、弘前大学胸部外科で研究を、当院の院長に就任してからは岩手医科大学をはじめ、地域各病院、施設の皆様に御指導頂き病院と共に成長させて頂きました。また、医療人として先代以上に活動的に三沢市の地域医療・福祉に重点を置き、来るべく高齢化社会に対して社会福祉法人 同仁会を設立して三沢市の御協力のもと、1994年に老人保健施設やすらぎ苑、2015年に特別養護老人ホーム うるわしの杜を開設いたしました。先代同様にうるわしの杜開所が見ることなく急逝いたしましたが、70年前に開業した創業の志は変わらず受け継がれて生きていると信じております。

この度、病院改築につきまして以前同様、長い時間の中で再び防衛省、三沢市、地域住民の皆様方に御協力頂きまして無事新病院完成の運びとなりました。

私も病院経営、福祉施設の事業に携わさらせて頂き、この志を次世代に渡していくものとして黒川㶀院長、小鹿雅博院長代理、同仁会理事 小鹿雅和各位と一丸となって三沢市の地域医療・福祉に日々邁進していく所存です。

 
 

理事長 小鹿 和子・小鹿 雅麗

 
 
当院は、三沢市および周辺市町村の皆様の「安全」「安心」を常に心がけております。
開業以来「思いやりのある、地域と調和のとれた医療」を目指して今日に至っております。今後も患者様に愛される、頼りにされる、親しまれる病院として頑張ってゆく所存で御座います。
 
 

院長 黒川 㶀